解離性障害
解離性障害とは、心に深い傷をおったとき、自己防衛のために自分の同一性を失う神経症の一種です。
一般的に多重人格といわれるものを、解離性同一障害といいます。
解離性障害には、ほかにいくつかの症状があります。
もっとも多いのは解離性遁走という症状です。
本人には、遁走中の記憶はありません。
しかし、遁走中の行動は周囲から見れば正常に見えることが多く、周囲が気づくことはほとんどありません。
遁走時の記憶が思い出されることはまれで、記憶のないことが社会的機能に障害をきたすこともあります。
解離性障害のひとつに、離人性障害もあります。
これは、自分の体から離脱して、自分の行動を傍観者のように感じるものです。
これは持続的、反復的な体験で、現実検討能力は正常に保たれています。
したがって、周囲が気づくことはないといっていいでしょう。
ただ本人としては離人症状を苦痛に感じ、社会機能に障害を生じます。
離人は、もともと人間がもっているものです。
何かに集中しているとき、周囲のことがみえなくなるなど日常生活に密接的な関係があります。
しかし離人性障害では日常生活に支障をきたすこともあり、ほかの人格障害とも関係があることもわかっています。